IT企業広報として働く二児の母

IT企業の事業広報として働くアラフォー会社員。単角子宮による切迫流産・切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の両立、読んだ本などいろいろ書いていきます。

二人目帝王切開レポ(2)帝王切開翌日(入院3日目)・痛みとの戦い、母乳合宿の始まり

 

今回は、前回の二人目帝王切開レポの続き、帝王切開翌日(入院3日目)の様子です。

※前日と当日の様子はこちらです 

udonmotch.hateblo.jp

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帝王切開翌日(入院3日目)

午前、待望の絶飲食解除!

朝検温、血圧測定などバイタルチェック。
看護師さんの見立てだと腸の動きが悪いかも…とのことで、絶飲食が延期しそうになったものの、医師に聴診器で確認してもらい、問題なさそうとのことなので、午前中、水を飲むところからスタート。これからは、むくみを取ったり母乳を出すために、どんどん水を飲むようにとのこと。
鎮痛剤は水を飲めるようになったのでロキソニンの飲み薬に変更になった。

 

激痛の中、歩行訓練開始…

それにしても動くのが痛い!かなり痛い!!腹筋の痛みが来るようになった。腹筋を動かす動きができない。痛くて動かせない。

でも、血栓予防や癒着防止のため、今日から歩いて動かなければいけない。それに、ロビーまで歩けないと上の娘に会えない。

 

まずは歩行訓練、電動ベッドを使ってなんとか起き上がり、点滴棒を杖のようにしてなんとか歩行。もはや気力のみで動いている感じ。ヨロヨロ。ボロボロ。生まれたての小鹿のよう。

気合で歩き出すと、ここまでスムーズに歩けるのはすごいですよ!と看護師さんにほめられる。娘に会わないといけないので…と看護師さんに伝えると、母は強しですね!と言われた。うん、母頑張ります。

 

ベッドから起き上がるコツ。リクライニングを使って腹筋を使わないこと!!

尚、ベッドからの起き上がり方はこのブログ記事を参考にさせていただきました。電動リクライニングを使って、腹筋を使わずに体を起こすというもの。

この起き上がり方、神です!

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あと、とにかく腹筋を使うのが痛むので、しばらくの間、できるだけ、横向きで体を起こすことを心がけました。

いわゆる腹筋のように仰向けから体を起こすのではなく、まず横向きになり、肘の力で横向きのまま体を起こし、ベッドのヘリに座る、という感じです。

 

さて、無事歩くことができたので(かなり無理矢理ではあるものの!)、酸素チューブ、導尿、心電図、モニタなどが外れる。
体周りにあまりに線が多すぎてからみそうだった状況だったのが、これでかなり楽に!

 

染み渡る食事…

そして昼食。重湯、ポタージュスープ、りんごゼリーが出てくる。

重湯とポタージュが染み渡るほどにおいしい、世界にこんなにおいしい食べ物があるとは…。味をしみじみと感じながら、胃がびっくりしないようにゆっくりゆっくりすする。前回も帝王切開後最初に食べたプッチンプリンがこれまでの人生で一番おいしいと感じたことを思い出す。ああ、口から何か食べられるって本当に幸せ。
少しずつ人間らしい動きを取り戻していく。

 

おっぱい合宿開始。これまた激痛と不眠との闘い 

そして本格的におっぱい合宿*1開始。昨日血豆になりかけた乳首、さっそく皮がむけそう。赤ちゃんに吸われると激痛*2
前回この病院で教えてもらったピュアレーンを事前にAmazonで買ってあったので、惜しみなく使う。唇がむけた時のようにラップパックすると、皮むけが早く治るので、しっかりパックしてケア…。

 

息子は相変わらずフワフワと柔らかく、ミルクの甘い匂いがして本当に可愛い。生まれた当日の昨日に比べると、顔のむくみが引いてきて、顔立ちがはっきりしてきた。まだ目は開かないので、寝ている表情を飽きずに眺める。

そんな息子、3,400gと大きめのため、お腹が空きやすい様子。まだまだ母乳が出ないことから体重低下や脱水が進んでしまうとのことで、ミルクを毎回足しながら、並行して母乳合宿を頑張るという方向性になる。

前回、2,500gと小さく生まれた娘の場合は、ミルクをギリギリまで我慢させて母乳を頑張るという方向性だったので、体重でこんなに変わるものなのかと思う。

 

あ、まだ痛いことあるんですか?

腎機能のチェックのためか、今日明日は尿の回数と量を計って報告するようにとのこと。そもそもトイレに行くのに労力がかかる上、お腹に力を入れると痛いし子宮収縮して激痛。そんな苦しいトイレに行くたび測る手間が増えるのがまたつらい。これまた合宿。

さらに、35歳以上の帝王切開妊婦*3は、帝王切開翌日夜から5日間、朝晩2回、血栓予防のための皮下注射*4をしなければならないということを告げられる。
やっと針が抜けたのにまた注射!採血で迷走神経反射が起きて気分が悪くなるほどの注射嫌いなので軽くショック。
お腹など皮下脂肪が多いところが痛くなくてオススメとのことなので、迷わずお腹に注射してもらうことにする。
皆さん痛いって言うんです~と看護師さんに言われて身構える。確かに痛い。注射そのものというより、インフルエンザの予防接種みたいな感じで、薬液が入る時と広がっていく時にずーんとした鈍痛が広がる。激痛ではないんだけれど、嫌な痛さ。これがしばらく続くと思うとまた憂鬱…。

 

娘との再会!

夕方、娘と夫が来てくれる。点滴棒を杖にして、ヨロヨロとおばあちゃんのように歩きながら、何分もかけてなんとか入口のロビーへたどり着く。

娘と感動の再会!ガラス越しに新生児室にいる息子を娘に見せたあと、娘を膝の上に乗せてロビーのソファでしばらく過ごす。

娘が悪意なくお腹にぶつかってきて、悶絶する場面もありながらも、しばらく一緒に過ごして、夕食の時間になったのでお別れ。また明日会おうね。

 

満身創痍で就寝 

夕方以降、溜まったガスでお腹が痛くなり、息子の空腹アピールでこれまた痛い授乳が続く。さらに授乳の姿勢が悪いのか、腰痛になりつつある。もう満身創痍。全身が痛い。

産後でメンタルが弱っていることもあり、涙が浮かんでくる*5

そんなこんなでとてもヘタレなことに痛みに追いかけられ続けて心身ともにダメな感じだったので、この日の夜間授乳はお休みさせてもらい、回復に努めることにする。一人目の時と違って帰った後は休めないだろうしね…。

 

入院生活、あと少しで折り返しです。

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※続き(術後2、3日目)はこちらです

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※前日と当日の様子はこちらです 

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*1:母乳育児をするために痛みや睡眠不足に耐えながら授乳に明け暮れるので、私はこれを合宿と呼んでいます

*2:赤ちゃんは、実は吸うというより、乳輪部を噛んだ上で乳首を吸うようにして飲むので、お互い慣れるまではかなり痛いんです!

*3:アラフォーつらい。高齢出産つらい。体力的にも夜間授乳などしんどいことを今痛感しているので、キャリアさえ許せばホント早めに産んだほうがいいと思います

*4:ヘパリンという薬の注射でした

*5:ホルモンの関係で産後のメンタルは不安定になると言われていますが、改めて、身を持って実感しました