逆子を直したくて奮闘した話
一人目妊娠時。
それはもう長い間逆子でした。
妊娠中期に入る頃からずっと逆子。
いつ見ても逆子。
うんざりするくらい逆子。
そのうんざりと、とうとう一度もひっくり返ることはなく帝王切開になるまでの話は以前こんなエントリで書きました。
単角子宮で中が狭いので赤ちゃんが回れません、だなんてつゆ知らず。
初めての出産、帝王切開が怖いこと、下から産んでみたいという気持ち、いろいろあり、逆子をどうしても直したかった私。
逆子を直す方法を病院で聞いても、「うーん…逆子体操くらいですかねえ…」という回答くらい。 というわけで、検索しまくり、出産の直前まであがきました。
私は単角子宮もあり逆子が最後まで直らなかったので正直説得力ないのは重々承知ですが、逆子を直すためにやってみたことを今回は書こうと思います。
逆子を直すためにこんなことをやってみた
(1)逆子体操
※切迫早産の場合は逆子体操をしてはいけないこともあるようなので、必ず主治医の方と相談してから試してみてください!
まずはスタンダードに、病院で言われた逆子体操を試してみました。
下記リンク先のような感じで、お腹を心臓より上にする感じでやるのですが…
これけっこうキツイんです。
サラッと書いてありますが、これを10分15分て。
お腹が重いし頭に血が上ってくるし…
でもこれで逆子が治るなら…と、夜寝る前に頑張っていました。
これで治る方が大半のようです。(実際、出産時まで逆子なケースは5%程度なのだそう)
(2)鍼灸
逆子が治ると言われている(そしてここから治らないときつくなってくると言われる)28週を過ぎる頃にチャレンジしたのが「鍼とお灸」でした。
鍼とか超怖い。しかし鍼で逆子が治るなら…と重い腰を上げて、妊婦向け鍼灸院に行ってみました(車で送ってもらいました…)
一回目
鍼もお灸も初めてだったので、さまざまなカウンセリングを受けた後、鍼とお灸の両方を実施。
いくつかのツボにお灸をされたあと、鍼へ。
お灸暖かくて気持ちいいな〜〜とリラックスしていたところに、
「鍼打っていきますね〜〜」
はーーーい、とこたえた瞬間。
ジーーン、と、なんとも言えない嫌な痛み。激痛ではないのですが、体の芯に響くような。
まさになんかツボに入ったというか秘孔を突かれたというか。
「あ、あの…せんせい…いたいです…」
何とか言ってみたものの、
「そうですか〜?」
と先生は容赦せずブスブス秘孔を突いてきます。
死ぬ!!死ぬから!!!!
なすすべもなく、じーんとした嫌な痛みに耐えながらひたすら時が過ぎるのを待ちました…
痛い思いをしたのだから何とかなってるだろ、と淡い期待を抱いて診察に臨みましたが、逆子は治っていませんでした。
脱力…
二回目
一回目の後、逆子は治っていなかったのですが、諦めきれず、もう一度だけ、と二回目に行きました。
二回目の時は、鍼の痛みが忘れられず、ヘタレですが先生に頼み込んでお灸のみにしてもらいました。
「お灸だけだとあまり効果出ないんですけど…」
と言われながら、お灸だけだと量が必要と、部屋が煙で充満するほどのお灸を置かれました。
なんか燻製になってる気分…
半ば悟りの境地でこれまた耐え抜きました。
…が、やっぱり逆子は治りませんでした。
鍼灸やってみて(確かに赤ちゃんは動きました)
なんか全然効果なさそうに書いてしまいましたが、一回目も二回目も、お腹の中では、確かにいつもより娘の胎動が激しく、もうどちらかというと悶えてるんじゃないかくらいの感じでドタバタやっていました。
なので何らか効くんだろうなあとは思います。
ですが、費用が保険適用外でお高めだったこと、痛みと燻製のような煙に耐えられず、通院はやめてしまいました。
施術してくれる先生に「ものすごく体が冷えてますね」「こんなに温めても冷えが取れないなんて…」と行くたびに言われ続けたのもけっこうボディブローのように効きました…
※ただ、鍼灸院で薦められたセルフお灸は気持ちよかったので続けていました。
三陰交と至陰というツボにそれぞれ夜お灸をしていました。
三陰交 (さんいんこう) | 妊娠前後のお灸のツボ | 妊活・妊娠・不妊サプリメントとお灸「プレママプラス」
至陰 (しいん) | 妊娠前後のお灸のツボ | 妊活・妊娠・不妊サプリメントとお灸「プレママプラス」
(3)その他やったこと
冷えとり
鍼灸院で、あなたは体冷えすぎ、と言われたのが突き刺さったこともあり、それまでゆるーくやっていた冷えとり健康法(靴下の重ね履き)で、靴下の枚数を増やしました。
身体は温まったのですが、効果のほどは正直よくわからない…(足先の冷えはなくなり快適になりました)
湯たんぽ
冷えをとる一環で、湯たんぽをお尻に当てるなんてこともやってました。
腰やお腹の下とかにも当ててみたのですが、湯たんぽを当てて一番気持ちよくあたたまるのが「お尻の下」でしたw
(湯たんぽをお尻の下に当てると、なぜかお腹の中が温まってきて、胎動も活発になりました)
語りかけ
もはや気休めのレベルなんですが、お腹の赤ちゃんに語りかけるとひっくり返るなんてことを聞いて、思いついた時に「足を上にしてね〜」と語りかけていました…
逆子対策まとめ。やってみて赤ちゃんが動いた実感があったのは
いろいろやってみて、赤ちゃんがよく動いたな〜と思った実感があったのは、
・鍼灸
・お尻に湯たんぽ
・逆子体操
でした。
鍼灸が怖い場合は、湯たんぽなどで身体を温めてお腹をゆるめてから、逆子体操をするなんてのがいいのではないかと思います。(私のように子宮が狭くなければ…)
何をしても逆子が直らないこともある
というわけで、私の場合は最後まで逆子が直らなかった5%のケースですが、逆子が直らないのもいくつか原因はあるようです。
・子宮の形、大きさの問題
(単角子宮だけでなく、双角子宮などでも赤ちゃんは回りにくいようです)
・へその緒が赤ちゃんに絡みついている場合
へその緒が赤ちゃんにぐるぐると絡みついてしまっていて、赤ちゃんが身動きがとれないケースがあるようです。
こういう場合は、お産の時に経腟分娩をすると難産となるケースも多いらしく、結果的に帝王切開でよかった、となることが多いみたいですね…
あとは、お腹の赤ちゃんが、どうしても頭が上のほうが居心地がよかったということなのかも…!
逆子になって不安な方も多いかと思いますが、繰り返しますが逆子は95%の方は出産までに直ると言われています。
この記事をご覧になった方の逆子が直るよう、ささやかながらお祈りしてます!