IT企業広報として働く二児の母

IT企業の事業広報として働くアラフォー会社員。単角子宮による切迫流産・切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の両立、読んだ本などいろいろ書いていきます。

帝王切開の話①(延々と逆子で予定帝王切開が決定)

私は一人目を帝王切開で出産しています。

逆子だったため、予定帝王切開の「予定」だったのですが、いろいろあって急遽真夜中に緊急帝王切開になりました。

その辺も含めた、帝王切開の話を書いていきたいと思います。

 

一人目である娘の妊娠時。

妊娠何週だったっけか、もう忘れてしまいましたが検診の際に

「バースプラン」を考えておいてくださいね〜

と言われました。

どういう環境で出産したいのか(音楽かけたりアロマを使ったり)
立ち会い出産にしたいのかとか
出産後はカンガルーケアをしたいかとか

自分が望むお産をイメージし、希望を病院に伝えるため。

そういうことを考えながら、

陣痛ってどれくらい大変なのかな〜〜♡キャッ♡

なんて思ってました。切迫妊婦ながら頭に花咲いてました。

帝王切開の「て」の字も考えたことがありませんでした。

 

 

ひたすらずっと逆子だった 

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……が、そんな私に帝王切開の足音がひたひたと、着々と近づいてくるのです。

19週くらいから、診察のたびに「逆子ですね〜」と言われるようになりました。でもそのたびに「逆子はだいたいそのうち直るので大丈夫ですよ」とも。

最初のうちはそのうち直るんだったらいいやと安心していましたが、いつまでたっても頭位(頭が下)にならない。

 

逆子の出産は、通常、帝王切開になります。

【逆子が帝王切開になる理由】

1)逆子で自然分娩にすると赤ちゃんがスムーズに出られないリスクが上がるため

自然分娩の場合産道を通ります。

通常の頭位の赤ちゃんの場合、いちばん大きい頭から出てくることになりますが、逆子の場合、 頭よりも細い足から出て、最後に頭が出るため、産道が広がりきっていなかったり骨盤に頭が引っかかるなどで、スムーズに頭が出られない危険性が高まるのだそうです。

2)破水や分娩時に、へその緒が出てしまい赤ちゃんが酸欠になるリスクがあるため

産前の赤ちゃんの唯一のライフライン、酸素供給源は「へその緒」です。

これが仮に赤ちゃんより外に出てしまうとへその緒の血流が止まってしまい、赤ちゃんが酸欠になってしまい非常に危険な状態になるのだそう。 

頭が下にあれば、大きい頭が産道へのフタになり、へその緒が出てしまうことがないのですが、逆子だと、そのフタがないのでへその緒が出てしまう可能性があります。

破水になった場合も同様のことが起こるため、逆子の場合は予定日より少し早めに帝王切開をすることになります。

(私は予定日より2週間早い38週が帝王切開日となりました)

 

というわけで、逆子の場合は、赤ちゃんの安全の優先のために、帝王切開がとられることがほとんどなのです。

※逆子の場合は、手術日を決めて予定帝王切開になるので、出産日が決められて、父親の休みが取りやすくなるというのもメリットかもしれません

 

多少お花畑妊婦の私でしたが、自宅安静中にさんざん妊娠出産についてググったおかげで、さすがにこの辺りの知識はありました。

 

このままではまずい…*1

 

でも、主治医の先生の手元をチラ見すると、カルテに子供の胎位が簡単な線画で書かれているわけですが、延々「9」の形が書かれてるわけです。

「9」?

丸の部分が頭なので、頭が上。逆子。
頭が下の「6」になってるの最初のころの2個くらいしかない。

669999999

みたいな感じです。頭ずっと上。一回くらい下を向きたくならない?と聞きたくなるくらい。

なんか上向く気がしなくなってきた…

抵抗してみる

でも、やっぱり自然分娩を体験してみたい。帝王切開はなんとなく怖い。

いろいろしました。

逆子体操、逆子鍼、お灸、冷えとり健康法…

以下の記事に詳細書いていますが、いろいろやりました。いろいろやっても、それでも治らない。

udonmotch.hateblo.jp

 

 

逆子が治ると言われる最終リミットが32週くらいなんですが、その頃にエコーで赤ちゃんの姿を見た先生に、難しい顔で、

赤ちゃんのおしりが骨盤にはまってるかもしれません

と言われるありさま。

 

いやーーー!!!

はまってたら出られそうにないじゃん。もうだめだ…

 ※実際は、単角子宮は子宮の容量が狭いので、回転して体勢を変えることが難しいらしく、逆子になると戻れない傾向があるようです。いや、まあ、はまってたのかもしれないですけど。

 

結局予定帝王切開決定

結局その日の診察で、

「うどんさん、38週で帝王切開にしましょうね」

と言い渡されました。

はい…

 

そして主治医の先生はその場でどこかに電話をかけ始めました。

「うん、そうそう、◯月◯日にカイザーお願いします…そうそうベッケン。ベッケンでカイザーね」

ベッケンでカイザー。*2

なんか厨ニっぽい*3ですが、ベッケンでカイザー、逆子で帝王切開が決まってしまいました。

 

直前に逆子が治った!なんていう体験談も読んでいたので、その後の検診、なんなら手術前日のエコーの時にも先生に食い下がってみましたが、

「うーん。逆子だねえ」

と苦笑されてしまいました。

ガクッ… 

 

というわけで、予定帝王切開に備えて、手術日の前日に入院することになります。続きはこちらです。

udonmotch.hateblo.jp

 

 ※二人目も帝王切開で無事出産しました。レポはこちらです。  

udonmotch.hateblo.jp

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*1:この辺の心理を説明するのが難しいんですが、いわゆる自然分娩、陣痛を体験してみたいという思いがあるのと(そういうもんだという刷り込みというか)、あとは身体にメスが入るなんかよくわからない不安から、なんとなく帝王切開への拒否感がありました。今は娘が無事に生まれたんだからもう何でもよかったんだよと思えますが…

*2:それぞれ医学用語で、ベッケン=逆子(ドイツ語のBeckenendlageが由来)、カイザー=帝王切開(ドイツ語のKaiserschnittが由来)だそう。

*3:てゆうかむしろパン屋?クロワッサンおいしい的な?