GW、実家で昔の漫画を読むのもいいんじゃない?アラフォー懐かしの80〜90年代漫画11本
GW、帰省されている方も多いのではないでしょうか?私は今年は帰省していませんが、時々無性に実家にある本が読みたくなることがあります。
先日記事にしたコバルト文庫を始めとしたジュブナイルしかり、漫画しかり…
小学校〜高校生の頃は、しょっちゅう本屋さんに行っては本を物色し何かしら買っていたことを思い出します。
そんなわけで、小学生〜高校生当時よく読んでいた80〜90年代の懐かしの漫画を、少女漫画・少年漫画に分けて並べてみようと思います。
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少女漫画
天使なんかじゃない
90年代に光り輝くりぼん漫画の最高峰だと思います。
新設高校に入学した、美術が得意で明るい人気者の翠が、どこか影があるヤンキー晃に惹かれ、晃や友人たちとともに生徒会を運営しながら恋に落ちていく王道恋愛漫画。晃の昔の恋や中学時代から翠に片思いし見守るケンとの関係、翠の親友のマリリンが彼女持ちのタキガワマンへ向ける秘めた恋など、恋愛漫画ならではの胸がしめつけられる展開もたくさん。
私はタキガワマンとケンちゃんが好きです。
この表紙…懐かしすぎる!!翠ちゃん!!
きもち満月
当時のりぼんで、私が大好きだった作家さんが、谷川史子さん。今は主にもっと大人向けのコミックスで活躍されていますが、 純粋な、だけど叶わぬ恋、切ない気持ち、透明感みたいなものを描かせたら天下一品だと思います。
表題作の「きもち満月」もいいんですが、同時収録の「緑の頃わたしたちは」が大好きでした。ラストで明かされる切ない秘密に何度も泣きました…
別の単行本「くじら日和」とセットの文庫版。くじら日和も、初恋のイトコとの切ないやり取りがあってキュンとします。
先生!
えー、私ここでいきなり告白しますが、高校の時に日本史の先生に憧れてました。めちゃくちゃ好きでした。恋に恋して毎日が楽しかったです笑
そんな先生への恋を描いた名作。少女漫画なので先生とめでたく付き合いだすわけですが、それでも、禁じられた関係であることや年齢差からの不安などで前途多難で…そういうのも含めて全部憧れて一生懸命読んでいました。
支えてくれる友人との友情や友人たちの恋も、高校生ならではって感じで少女漫画的ですごくいいです。
先生の「伊藤」がメガネでクールでかっこいいんだ!!これがまた!!*1
文庫版…表紙が伊藤…!!(卒倒)
ぼくの地球を守って
当時の私と友人たちの間で猛烈な「生まれ変わり」「前世」旋風を巻き起こした、壮大なファンタジー漫画です。
幼い輪くんが、悲しすぎる前世の記憶を抱えて葛藤する姿、月基地メンバーの間に絡みあう嫉妬や複雑な感情の中で苦しむ、ツンデレ紫苑の痛々しいほどの思いに胸を締め付けられました…。
最後の納め方はハッピーエンドすぎてちょっと少女漫画すぎる展開でしょ〜とも思いつつ、輪くんが報われてよかった。
みかん絵日記
アニメ化もされましたね〜。人間の言葉を理解でき、話せる猫と、飼い主との交流を描いた作品。
生意気だけど、人の言葉が話せる故につらい思いもたくさんしてきたみかん。みかんの過去のエピソードもそうなのですが、作中で繰り広げられるさまざまなエピソードにも、人間と動物たちの間に生まれる、泣ける、切なくて心が温まるお話が多かったです。
BANANA FISH
アクションというのかサスペンスというのか。最強のふたり、という言葉が似合う漫画。
アメリカでカメラマンの助手をしていた英二が、ひょんなことからストリートキッズのアッシュと出会い、二人は反発し合いながらも惹かれ合い、お互いにとってかけがえのない存在になっていく。しかし二人はマフィアの陰謀に巻き込まれていき…という話。
これ、最後がものすごく切ないんです。最終巻にその後の話もあるのですが、かすかな希望の光が描かれていて、ほっとしました。(その話があまりに好きで、最終巻はKindleで手元に持っています…)
アッシュがパーフェクトすぎてカッコイイのはもちろんなんですが、アッシュと英二の関係性がものすごくいいし、周りの人間も魅力的で、あっという間に引き込まれて読まされてしまい、強い余韻が残る作品です。
お父さんは心配症
少女漫画というにはあまりにも異色の作品。
岡田あーみんは、当時のりぼんで唯一無二の存在感を示していた天才漫画家だと思います。(当時はそのシュールさがちょっと怖かったけど…)
なんて説明すればいいんですかね…神経症的と言っていいくらいに娘を溺愛しているお父さんと、まともで真面目な娘さんとその彼氏をとりまく話、なんですが、お父さんをはじめとする登場人物が突き抜けてるんです。
突き抜けてるっていうかいっちゃってるというか、狂気ってのがいちばん近いんですかね。「お父さん」ことパピィの狂気とスピード感と勢いに圧倒され、笑わされます。
今ならここまで描けないんじゃないかという描写が多くて、まさに昭和のハチャメチャ漫画。もうこんな漫画出てこないのかな…
少年漫画
SLAM DUNK
「安西先生…!!バスケがしたいです…」
「諦めたらそこで試合終了ですよ…?」
もうこれ以上の言葉はいりません。バスケ漫画の不朽の超名作。何回読み返しても面白い。
CAT'S EYE
普段は喫茶店を経営している怪盗三姉妹、それがキャッツアイ。シティハンターやエンジェル・ハートに出てくる喫茶キャッツアイは、このキャッツアイなんですよ!!
当時は小学生だったので、ちょっと大人っぽく感じていたことを思い出します。
三姉妹の真ん中で主人公の瞳の恋人、俊夫は刑事で、キャッツを追っているのですが、なかなか逮捕できない。その正体は恋人とその姉妹なのに…。三姉妹の秘密がいつ俊夫にバレるのか?そのドキドキ感もありますが、最後、なぜハインツという画家の作品を限定して狙っていたかに向かって収束していくところがとてもドラマチックです。
ちなみに最終回は議論がかなり分かれるところだと思うのですが…トシと瞳の関係を考えると、こうまとめるしかなかったのかなと思います…
ミスター味っ子
以前記事にしたこともありますが…。私のごはんマンガ・ごはん本好きの魂の原点ともいえる作品です。
出てくる料理がおいしいのかおいしくないのかわからないその勢いも好き。
個人的には、ガッチガチの料理対決よりも、陽一と中学の同級生が、周囲のトラブルを料理で解決していくエピソードの方が、陽一の普段の姿に触れていて好きです。
ハイスクール奇面組
最後はこれまたギャグ系で。「一応高校」の名物集団「奇面組」を始めとした個性的なキャラクターによる学園ドタバタコメディです。
お父さんは心配症とはまた違うけれど、でもこれも勢いとスピード感とテンションで笑わせる作品だと思います。ザ・昭和のギャグ漫画。
キャラクターの数が半端なく、これを書き分けていた作者は本当にすごい!!
そして欄外で繰り広げられる作者の腰痛に関するコラムに、大人の腰痛は大変なんだな〜〜と思っていました笑。
これも最終回がものすごく議論になった作品ですよね…あれさえなければなあーーー
連休に、懐かしのマンガ、ぜひ掘り起こしてみてください!
今週のお題「ゴールデンウィーク2016」
*1:ちなみに憧れていた日本史の先生もメガネでしたw