IT企業広報として働く二児の母

IT企業の事業広報として働くアラフォー会社員。単角子宮による切迫流産・切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の両立、読んだ本などいろいろ書いていきます。

そういえば第一子の時…(単角子宮と診断され、これまでに思い当たったこと)

不妊クリニックでの子宮卵管通水検査において、「単角子宮」であると指摘された私。

先生に「これまでに思い当たることはないか?」と聞かれ…

 

思い当たること、ありました。

 

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1.子宮筋腫の疑い

娘を帝王切開で産んだ後(※逆子だったため。詳細はこちらご覧ください〜→帝王切開の話①(延々と逆子で予定帝王切開が決定) - 単角子宮で二児の母(予定))、お腹を縫おうとしていた執刀医の先生が、お腹を覗いて「あれ!」と訝しげに声を上げたのです。

(え!なになに??)

執刀医の先生は、その後ぼそぼそ他の先生と話したあと、そそくさとお腹を縫いはじめてしまい、私ももうろうとしていて聞けずじまいでした。

 

産後、退院前の問診で、執刀医の先生から、

「あのさあ、うどんさん、子宮筋腫があるって言われたことある?」

と聞かれました。

「え、ないですけど、何かありましたか?」

とうろたえる私。

先生は、あまり大したことがなさそうな言い方で、

「うん、子宮の外側に筋腫みたいなものがあったんだよね。
 でもこれ見るからに良性だったし、
 出産時は子宮に血が集まっていて出血のリスクが高くて
 子宮筋腫は一緒には取らない方針なので、そのまま閉じました。
 今後年に一回くらい検診に行ってください」

とサラッと言いました。

なるほど。手術の時の「あれっ」はこれだったのかと納得。でもこれまで子宮筋腫と言われたことがないし、子宮筋腫ができるのはいいことではないよなと戸惑いながらも、心の隅にとめておくことにしました。

 

それ以来、人間ドックやら婦人科での検診があるたびに、「あ、そういえば子宮筋腫があるんだった…」と申告してきました。

でも、どこでも「えー、筋腫は特になさそうなんけどなあ」と首を傾げられてきた私…

 

それ子宮や!!副角や!!

 

今となってはそう言って肩を揺さぶりたいですけどね〜。…こんなわけで、子宮筋腫の謎が一つ解けました。

※帝王切開時に分かればよりよかったかもしれませんが、出産で出血が多い時でわかりにくいのもあったでしょうし、そんな時に手術を延ばされてもアレなので、個人的にはよかったかなと思います。

 

2. 長い切迫流早産生活

 第一子妊娠時、それはもう長い間切迫流産・切迫早産でした。

通算するとなんと6週からだったので、妊娠期間の9割以上、安静生活を送っていたことになります。

 

安定期に入るはずの15週頃から、「子宮頚管が短くなっているので安静に!」と言われるようになり、同じくその頃から子宮がバレーボールのようにカチカチに固まるということがしばしば起きるようになりました。切迫早産です。

仕事は長く休職させてもらうことになり、子宮収縮抑制剤のウテメリンを飲みながら、立派な自宅警備員として、石のように固まるお腹を抱えながら一日の多くをベッドで過ごすはめになりました…。

 

主治医の先生に聞いても原因不明。

遺伝とか体質的なものかと、母が妊婦の時どうだったかも聞いてみましたが、

「あなた産んだ時早産だったのよね〜一ヶ月くらい。だから遺伝なのかもしれないわね〜。まあとにかく寝てなさい」

とのんびり言われたり。

 

ひたすら続く安静生活。なすすべなし。つらかった…

 

これも、不妊外来で聞いたところ、単角子宮だとよくあることなのだそう。

子宮自体の容量が小さいので、すぐにいっぱいになってしまい、子宮が出産しようとしてしまうのだそうです。

なので、単角子宮妊娠の多くは、後期流産、早産との戦いになるのだとか。

ちなみに、容量が小さいことで子供が回転するスペースがないので、逆子にもなりやすいんだそうです。

  

…ということで、単角子宮は、切迫による入院や、逆子による帝王切開など、何かと治療費がかかります。必ず医療保険に入っておきましょう!!!!

(私は自身では医療保険に入っていなかったんですが、親が入ってくれていた保険で救われました…!) 

 

★延々と逆子だった話 

udonmotch.hateblo.jp

 

udonmotch.hateblo.jp

 

★医療費控除の話 (生命保険にも少し触れています)

udonmotch.hateblo.jp 

 

3. 左側の腎臓がほとんど発達・機能していないこと

一見関係ない話に聞こえるかもしれませんが…

私は左側の腎臓が非常に小さく、ほとんど機能していないことが高校生の頃に全く別の検査の際に分かりました。

(幸い、右の腎機能に問題はなく、元気です!)

 

実は、子宮と腎臓の形成は深く関係があり、いずれかに形成異常がある場合は、もう片方もなんらか形成異常があることが多いそうです。

(※詳細は割愛しますが、子宮・卵巣の元になるミューラー管と腎臓は、元々同じ「中腎管」というものが発達してそれぞれの臓器になるのだそうです。そのため、同時に形成異常が起きてしまいやすいのだとか)

 

腎臓がほとんどない左側は、子宮でいうと発達しきれず副角(なんなら子宮筋腫扱いの)になってしまった側です。

 

不妊外来の先生にこのことをお話したところ、「やっぱりねー」という感じの反応でした。

もし子宮奇形があった方は、ぜひ腎臓も併せて検査してもらうことをおすすめします。

 

というわけで…特に第一子の妊娠出産でいろいろあったことの理由が、ここに来てやっと分かったのでした。