IT企業広報として働く二児の母

IT企業の事業広報として働くアラフォー会社員。単角子宮による切迫流産・切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の両立、読んだ本などいろいろ書いていきます。

二人目帝王切開レポ(4)帝王切開術後4〜6日目(入院6〜8日目):お祝い膳リベンジ。そしてついに退院!

二人目帝王切開レポの最終回です。術後4日目から6日目の退院までを書いていきます。

この頃になってくると、痛みもだいぶ落ち着き、また母乳も少しずつ分泌が増えて、ようやく最初の難関を突破しつつある、という感じになりました。

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帝王切開術後4日目(入院5日目)

術後、後陣痛の痛み。痛みはだいぶ抜けてきて、元の動きができるように

だいぶ体の痛みが抜けてきた。
ベッドから起き上がる時も、リクライニング機能にまるまる頼りっぱなしでなくてもよくなってきたし、これまでお腹を伸ばすのが痛くて身をかがめていたのが、だいぶまっすぐ立てるようになってきた。少しずつ体が元に戻っている実感。うれしい。

 

退院前診断で、単角子宮の確定診断が出る

朝食後、術後の退院前診断。内診で子宮の戻り具合を見てもらう。そして、帝王切開のフィードバックがあった。

癒着があったので少し出血量が多かったこと、子宮奇形は単角子宮で確定とのこと、また子宮の壁が薄いので、三人目の妊娠は気をつけるようにとの話だった。絵をかいていただきながらのフィードバックで、分かりやすかった。

詳細はこちらの記事の通りです。

udonmotch.hateblo.jp

 

退院指導で経産婦ぶってくる

退院前診断のあとは、助産師さんによる退院指導。同時期に出産したママたち何名かで参加。

産褥期のお母さんの体で気をつけるべきこと、赤ちゃんのお世話(主に授乳関連)、赤ちゃんの体調に変化があった時の対応などについて説明してもらう。 

ちなみに参加者の中で経産婦は私一人だった。なので、講師役の助産師さんに「一人目のご経験ではどうでした〜?」と何かと話を振られる。

東日本大震災の時に水分を控えたせいで乳腺炎になった話*1などを披露した。

同じ大部屋に同じ時期に帝王切開をしたママが私含め3人いるのだけど、ようやくみんな笑顔が出てきた気がする。痛みがないって大事だなあ。

 

友人の嬉しい面会、その2

夕方、高校の時からの親友が仕事帰りにお見舞いに寄ってくれた。
彼女も二児の母で、帝王切開で二人とも出産している、出産や育児の先輩。

近況報告やら育児の話、小学校に上がった後どうなるかなどいろいろな話を延々とし続ける。またも何度も笑わされてしまい、落ち込んだ気分がスッキリするやら傷が痛むやら。

お祝いにはユニクロのギフト券をもらった。ユニクロなら息子ちゃんだけじゃなくて、家族みんなで使えるでしょ、と。彼女らしい気遣い、本当にありがたかった。

産後すぐの張り詰めている時期でも心置きなく会える気の置けない友人の存在が本当にありがたかった入院期間だった。

 

母乳育児、ようやく軌道に乗る!

母乳がようやく出始め、息子に授乳しているときにゴクゴクという音が聞こえるようになる。うれしい。
縦抱きであれば息子も飲みやすいらしく、乳首を噛まれて絶叫することが少なくなってきた。まだ皮が薄いので痛いけど。
授乳が軌道に乗りそうになってきてようやく、一人目の時も授乳が最初うまくいかず、痛みもひどく、同じことで苦労したことを思い出す。
余裕がなくなってたなあ。

夜、授乳量がなんとか二桁グラムになり*2、ようやく母乳育児の先行きが見えてきて、真夜中にホッとする。

 

お祝い膳、リベンジ。今回は温かいまま美味しく完食

前回の出産の際には、お祝い膳が届くや否や、エコノミークラス症候群の疑いありということで、湯気が立つお祝い膳をそのままに検査へ運ばれていった苦い経験があり、今回は温かいうちにお祝い膳を食べたいというのが切なる願いだった。

udonmotch.hateblo.jp

今回もお祝い膳は洋食と和食を選ぶことができ、せっかくなので前回とは異なる和食をチョイス。

なんと鯛の尾頭付きが一尾出てきた。エビフライだった洋食もおいしかったけれど、お祝い気分はこっちのほうが上がる!

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鯛の尾頭付きを独り占めしたのは生まれて初めて。鯛って淡白だけどうまみがしっかりしたおいしい魚なんだなと今さら知る。鯛の尾頭付きとお赤飯を中心とした献立で、食べきれないほどの量を、噛み締めながらしっかり頂いた。

おいしいごはん、しあわせ…

 

帝王切開術後5日目(入院6日目)

術後、後陣痛の痛み、かなり緩和。

ベッドの電動リクライニングに頼らずに体を起こせるようになった!まだまだ痛みはあるものの、これは大進歩。格段にQOLが上がる。体が起こせる自由を噛み締める。

日常の動作にはほとんど支障がなくなり、久々にシャワーを浴びる。これまでは体を拭いていたけれど、お湯を浴びて、しっかり石鹸で体を洗うと本当にさっぱり。幸せ!!

傷は、傷が広がらないようにサージカルテープで止められている。あまり刺激せず、泡でそっと洗ってくださいね、と言われているので、そっと洗う。傷を触るのは、テープの上とはいえまだまだ怖い…。

母乳育児、量が順調に増加

一回あたりの必要量にはまだ足りないものの、飲めている量は確実に増えていて手応えを感じる。

残る課題は乳首の痛みのみ。吸い始めに強く噛まれるような痛みがあり本当に辛い。

ただ、一人目の経験から、数週間する頃には赤ちゃんも吸い方が上手くなるし、こっちも慣れるのかかなり痛みが減った記憶がある。

分泌量は何度も吸わせることで増えていくので、なんとか痛みに耐えて一ヶ月くらい頑張るしかない。本当母乳育児ってスポ根のようだわ…。

もうすぐ退院!

普通分娩よりも帝王切開は入院期間が長い。また、初回の帝王切開より反復帝王切開の方がさらに入院期間が長いので、二回目の帝王切開である私は、いつのまにか、大部屋の中で入院期間が一番長くなってしまった。

何人ものママが退院していき合宿を卒業していくのがうらやましい。けれど、三食昼寝に加えて助産師さんの手厚いフォロー付きの夢のような生活は入院中だけ。ラッキーと思って過ごす。

でも、明日の退院の手続きを助産師さんや事務の人に確認しているとだんだん気分が晴れてきて、やっぱり早く退院したいという気持ち。

 

 

帝王切開術後6日目(入院7日目)

術後、後陣痛の痛み。ほとんど日常動作には支障なし

いよいよ退院の日。

明け方に咳き込んでしまい、まだまだ腹筋が痛むことに気づいたけれど、それ以外は基本的に日常の動作には影響がなくなってきた。電動ベッドも看護師さんもいない生活だけど、問題なく過ごせそう笑。

 

母乳育児、とりあえず合宿は卒業。完母で行けそう!

母乳量は、一回の授乳で30〜40gくらいになったので、まだ分泌量が少し少ないものの、続ければ完全母乳で行けるようになるだろうと助産師さんからコメントあり。なんとかギリギリ母乳合宿も無事卒業。

日々の母乳やオムツ替えの記録を取ったメモのコピーをいただく。今回の母乳合宿の記録!感慨深い。息子も私もよく頑張った!
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そしてついに退院

朝9時に最後の検温、血圧測定、そして血栓予防の注射があり、入院での処置や治療はこれですべて終了。

ついに一週間に及ぶ入院生活から卒業。

やったー!! 

夫と一緒に荷物をまとめ、息子をベビー服に着替えさせて、息子用に購入したおくるみに包む。そして、お世話になった助産師さんたちにご挨拶。

 迎えに来てくれた娘に「赤ちゃん生まれたら抱っこしてくれるっていったよね!*3」と言われて、17kgの娘を抱っこ。傷が痛くて無理かなと思っていたのだけど、意外と平気…というより、痛いよりも半年ぶりの娘、とにかく重い!成長を感じてちょっと目頭が熱くなっちゃったりして。

これからは二人を抱っこすることになるんだなと思うと、腰がギックリいきそう、いやいや、なんだかしんみりしちゃうわ。

 

二人育児、まだまだ慣れないことが多くて凹んだりイライラすることも多いですが、なんとか楽しみつつ、息抜きしつつ、頑張っていこうー。

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これで二人目帝王切開レポ、一旦完結です。また何かあれば追記していきます〜!

 

※この後帝王切開の傷っていつ頃違和感なくなるの?目立たなくなるの?というところについて記事を書きました

帝王切開後の傷はいつ頃違和感がなくなるの?いつ頃目立たなくなるの? - 単角子宮で二児の母

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二人目レポの初日はこちら。

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*1:震災当時、娘はまだ低月齢の乳児で完全母乳で育てていたのですが、震災でマンションのタンクが壊れて上下水道が止まってしまったので、トイレを我慢するために水分を控えたところ、循環が悪くなり乳腺が詰まってしまいました。そして38度の高熱を伴う乳腺炎に。母乳育児中のお母さん方、水分はしっかりとってください!

*2:授乳前後で体重を測ることで、赤ちゃんがどれだけ母乳を飲めたかを計ります。これにより、どれだけ母乳が分泌されているかがわかるわけです。ちなみに生後1週間以内だと、一回の授乳あたり日数×10ml(ml=グラムと換算)が目安になります。この日産後4日目なので二桁に突入した程度ではまだまだ足りませんが、二桁ならとりあえず分泌されているのは確実なので、あとは量を増やす努力をすればよいわけです

*3:切迫で抱っこができなかったので、赤ちゃんが産まれたらね、と約束していました