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単角子宮で二児の母

単角子宮で一児の母のアラフォー会社員、単角子宮による切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の話、読んだ本などいろいろ書いていきます。

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雑誌「Cobalt」休刊…想い出の90年代コバルト作品を並べてみる

雑誌「Cobalt」が休刊するというニュースを目にしました。

www.sankei.com

「Cobalt」(以下コバルト)は集英社が発刊している女性ティーン向けライトノベル誌です。新井素子さんや赤川次郎さんなど著名な作家のほか、久美沙織さん、藤本ひとみさん、山本文緒さん、図子慧さんなど多数の作家が少女向けライトノベルを執筆していました。

コバルトは年代ごとに主流のブームがあり、80年代は学園ものや恋愛もの、90年代はファンタジーが主流だったそうなのですが、私は10代をまさにこのコバルトのファンタジー時代ど真ん中で過ごした世代です*1

中学生当時、雑誌コバルトやコバルト執筆陣の単行本が揃うコバルト文庫を、友人たちと持ち寄り回し読みをして夢中になっていました。コバルトと聞いただけで、中学生当時の自分を思い出し、なんとも懐かしく、甘酸っぱく、そして少しほろ苦い気持ちになります。*2

調べてみたら、意外と今でもまだ売られている作品もありびっくり。

というわけで当時私がハマっていたコバルトの作家やシリーズを振り返ってみます。

 

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前田珠子「破妖の剣」シリーズ

「魔性」がはびこる世界で、伝説の魔性退治の剣を手に日々魔性と戦う女剣士。その戦いの中で自らの出生の秘密を知り大きな運命に巻き込まれていく…というような話です。

作り込まれたダークな世界観と、女剣士と女剣士のパートナーである護り手(その正体は魔性の中の支配者層に君臨する実力者、そして超イケメン)とのツンデレラブ要素や、そして女剣士の出自が実は同じく魔性の支配者層であり、それゆえに他の剣士より優れた特殊能力を持つというシンデレラ設定など、オタク女子の心をくすぐる設定に優れていて、夢中になりました…。

最初の単行本発刊はなんと1989年。これが今でも話が続いていることに驚きます。

(というか既刊6シリーズで、1〜5シリーズはそれぞれ1〜数巻構成だったのに、現行の第6シリーズだけなぜか現在27巻まで出ているそうで、なんというか面白かったコバルト作品が長期化に伴いどんどんグダグダになってしまう現象をよく象徴している感じがして以下略…)

厦門潤さんのイラストも好きだったな〜(今はイラスト別の方に変わっちゃったんですね…)

 

若木未生「ハイスクールオーラバスター」「グラスハート」

ハイスクールオーラバスターは、「妖の者」とそれと戦う「術者」の戦いに巻き込まれた普通の高校生が、自らが持つ、妖力も術力も中和する唯一無二の力に目覚め、仲間と戦いに挑んでいくというファンタジーです。

対して、グラスハートは、バンドをクビになった女子高生キーボーディスト兼ドラマーが、デモテープをきっかけに、業界から引退しかかっていた若き天才音楽プロデューサーが結成する新しいバンドに参画し人気バンドとなっていく…という音楽&青春もの。

若木未生さんの作品では、登場人物の葛藤やトラウマを乗り越えていく過程を描く心理描写が特徴的だと思います。

グラスハートは、それに加え、主人公の成り上がりっぷりが痛快で、読んでてストレス発散になり大好きな作品でした。

グラスハートはなんとちゃんと最終回があったことが判明!!ギャー!!ついポチって読んでしまいました。

 

日向章一郎「放課後シリーズ」「星座シリーズ」

いずれも学園ライトミステリです。

放課後シリーズでは幼なじみの男女の高校生2人が、星座シリーズでは女子高生とその許嫁の高校教師の2人がそれぞれ主人公です。

放課後シリーズ・星座シリーズの各ヒロインが従姉妹同士という設定で、両シリーズが交差する作品もいくつかあります。

どちらも主人公同士のラブコメ要素も入っていて、ミステリの謎解きとともに楽しむことができました。星座シリーズは星占いの要素も入っていて、今思うと読者であるティーン層を強く意識した内容だなと思います(先生と生徒の恋、みたいのも萌え要素…)。

私はみずき健さんのイラストがめちゃくちゃ好きでした…!

 

桑原水菜「炎の蜃気楼」シリーズ

現代によみがえった戦国武将たちの怨霊が戦いを繰り広げる世界で、ごく普通の男子高校生だった主人公が自らが上杉景虎*3の生まれ変わりであることを知り、戦国武将との戦いに巻き込まれていくというもの。

戦国武将同士のサイキックアクションがもともと主軸のはずなんですが、主人公(景虎)の家来であり、現代で共に戦うパートナーである副主人公直江信綱との間で次第に確執が深まり、いつのまにか女子中学生にはあまりにもダークでかつ刺激が強すぎる*4愛憎劇へと突き進んでいった作品でした。

この作品からBLに突っ込んでいった友人たちも多かったです笑。

 

藤本ひとみ「KZ少年少女ゼミナール」シリーズ

難関中学受験を目指す小学生が通う進学塾「秀明ゼミナール」に通う、成績はイマイチだけど国語だけは全国トップレベルの実力を持つ女の子を主人公に、生徒たちが活躍するライトミステリ。

秀明ゼミナールには偏差値70以上(こっちの世界でいう開成合格が確実みたいな設定)で様々な才能を持つスーパー男子小学生グループ「KZ(カッズ)」がいて、主人公はそのグループに憧れるのですが、ひょんなことから親しくなることになり、一緒に事件を解決していく…という物語です。

私自身中学受験を経験していること、自分も当時勉強では国語くらいしか取り柄がなかったというのもあり、主人公に感情移入してハマってました。

ちょっとすごいなと今でも思うのが、コバルトで発刊された最終巻の冒頭で、主人公と主人公と一番仲がいいヒーロー役の男の子がそれぞれ志望校に落ちてしまうというくだり。特に男の子の方は、開成合格確実と言われていたのにまさかの不合格、友達はみんな受かっているのに…という目も当てられない、でも実際リアルにかなりあり得ることが描かれていて、夢見る女子中学生だった当時の私は、その厳しすぎる現実の描かれ方に、奈落の底に突き落とされるような気持ちになりました…!

でも今思うとそのリアルさがまたいいんでしょうね、みんな志望校に受かってめでたしめでたしより…

続編が青い鳥文庫で刊行されており、Eテレでアニメ化もされているようです。知らなかった〜!

 

こうやって書いていると、当時の思い出がぶわーっとよみがえってきて、なんとも甘酸っぱく恥ずかしく、そしてちょっと切ない気持ちになります。

いやーあの頃は夢があったなー…

当時はコバルト文庫に限らず他の少女向けレーベル*5やライトノベル、ミステリなどいろいろな本や漫画を読み漁っていました*6。たぶん人生で一番本を読んでいた時期だと思います。

娘もいつかそんな本たちに出会うのかな。

私は、親に自分が読んでいる本や書いている小説を知られからかわれるのがむちゃくちゃ恥ずかしかったので、娘がそっち方面に行ってもそっとしておこうと思います…!

 

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*1:つまりアラフォー

*2:そして多少の黒歴史がよみがえって恥ずかしい!!!

*3:後の上杉謙信ではなく、上杉謙信の養子になった人物です。この話で景虎を知ったために、歴史の授業で謙信の幼名が景虎と知った時に混乱しました!

*4:つまりあっち方面

*5:ティーンズハートとか!

*6:そして自分でも小説を書いていました…完全なるオタ以下略