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単角子宮で二児の母

単角子宮で一児の母のアラフォー会社員、単角子宮による切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の話、読んだ本などいろいろ書いていきます。

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冷えとか骨盤の歪みとかに苦しめられた思い出とか

一人目を妊娠した時、妊娠6週から出産の38週まで、切迫流産・切迫早産でした。

さらに、お腹の中の子供はずーっと逆子。

安静以外に何もできず、何もしていないのに張ってくるお腹、治らない逆子。

原因は何?どうしたら治るの?

 藁をもつかむ思いでいろいろ探していたのを思い出します。

 

2010年当時、そういうことを検索すると出てくるのが、

「体の冷え」

「骨盤の歪み」

の2大巨頭でした。

 

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切迫流産や切迫早産は、感染症や器質的な問題(子宮筋腫等の疾病、子宮奇形、子宮頚管無力症など)がない限り、原因はわからないケースが多いです。

 

なんですけど、切迫や逆子というキーワードで探すと、冷えのせい、骨盤の歪みのせい、という記事が山のように出てきました。

 

妊婦が冷えているのがダメ!体を冷やすような白砂糖を始めとした甘いものを食べたりするなんて以下略

切迫だったりつわりで苦しむ妊婦さんはだいたい甘いものやチョコレート以下略

冷たいものを好んで食べるから胃が冷えてしまいお腹の中の子は足を冷やしたくなくて逆子に以下略

今の女性は骨盤が歪んでいる人が多すぎる!骨盤の歪みによって切迫早産や逆子、はては生まれてくる子供の骨格が以下略

 

信じられるものがない中、それらの言葉は私を突き刺し、苦しめました。

 

「頑張ってるんだけど冷えてるからダメなんだ…」

「骨盤ゆがんでるからダメなんだ…」

「こんな私が妊娠してすいません…意識低くてほんとに…」

 

そんな風に自宅ベッドの上で悶々としてたわけです。

 

冷えとり靴下を買って、たくさん重ねて、食事も気をつけました。

骨盤ベルトを買って、切迫でもできる範囲でいろいろやってみました。

鍼灸院に通って、セルフお灸もしました。

思いつく、「冷え」と「骨盤の歪み」を治すことはできる限り頑張りました。

 

でも、切迫も逆子も治りませんでした。

 

…でも、幸い娘は無事に生まれました。

そして身体が冷えているとうまくいかないはずの母乳育児も、幸いうまく軌道に乗り、完全母乳で育てることができました
(完母がいいかどうかという話はお母さんの価値観の問題だと思います。私の場合は完母はいろいろ大変だったけどやってみることができてよかったなという感想です)

風邪や突発性発疹などのよくある感染症にはそりゃかかりますが、大病もなく、どちらかと言うと熱を出しにくいタイプで助かってます。超元気。

 

そして、自分が切迫だった原因は、よくよく掘り下げてみたら子宮奇形でした。*1

 

 

その時私はあっけにとられ…そして、苦しんだ娘妊娠時の日々を思いました。

 

冷えとか骨盤の歪みってなんだったのか。

ええっと、もちろん、妊婦さんは体を冷やさないほうがいいです。冷え=血行が悪いということなので、おそらく、へその緒に行く血流やら、子宮の血流やらに影響が出ると思われ、そもそも冷えはよくないでしょう。

骨盤も歪んでいるよりは歪んでいないほうがいいに決まっています。

 

でも、お前が冷えていたり骨盤が歪んでいるのは正しくないからダメだ!!冷えていなくて骨盤がゆがんでいないのが正しい姿、正しくないお前の行いがもうダメなんだ!!みたいのは、悩み苦しんでいる中、ちょっと、しんどいよな…と思うのです。

 

育児が始まると、帝王切開で生まれるとどうだとか母乳育児がどうだとか授乳の時にスマホ見てるのがどうだとか靴下履かせるのがどうだとか離乳食の進め方がどうだとか白砂糖を摂るからなんだとかベビーカー使うのはどうだとか小さい頃からこどもを保育園に入れるのがどうだとか時短勤務がどうだとか、なんとかかんとか、あーだこーだ、なんでこんなところまで思いつくんだろうなというくらい、もうとにかく出産と育児における母親の選択肢、行動のありとあらゆるところで議論が起き、時に全然関係ない外野からやり玉に上げられちゃったりするわけです*2

 

冷えの話や骨盤の話は、そういうことの入口みたいな感じだな…と思います。

 

育児のやり方に正解なんてあるわけなくて、最終的には、子供が元気に育てばいいじゃん、自分の人生がOKと思える大人になれればいいじゃん、と思うのですが、でもなぜか、出産や育児は、そういう不毛な追及や議論や紛争が、当事者不在で、なんなら当事者間でも起きたりします。

 

たぶんそれは、

出産育児は本当に大変な経験なので、自分がやってきたことがOKだとみんな思いたい。

育児の結果が出るのは何十年後、何が正解かそれこそ本当にわからないので、何かを信じたい

みたいなところがあったりするのかなーとか思います。

 

信じられるものがなく不確かなものが多すぎるからこそ、何かを信じたい。

 

ちょっと極端な言い方ですが、ある意味宗教みたいなものなんだろうなと思ったりします。

宗教なのはいいんだと思います。自分がこれと思うものを信じることは全然いいんです。自分が信じたいものを信じるべき。それでいい結果がでているなら、本当に素晴らしいこと。

むしろ、信じられるものがないほうがつらいです。しんどいです。

 

でも、だからといって、自分が信じるものごとを人に押し付け、考え方が違うとか合わない人を苦しめるのは違うと思うのです。

 

自分の信念が人を傷つけたり苦しめることになってはいけないと思います。

 

だから、自分が妊娠や出産、育児の話をするときは、自分はこうだったよ、それが何かの役に立てばいいな、くらいの感じで考えています。

 

自分の話が、頑張っている人たちを不必要に傷つけたりしてないか、そういうことを、時々考えます。

(自分の娘であったり、もし二人目が息子の時に息子のパートナーの女性には、そこの距離感はしっかり持たないといけないなーと今から思っています。幸い、私の母も義母もそこは、「自分の体験は自分の体験」として節度を持って関わってくれます)

 

出産や育児は本当に大変で、難しく、それぞれに信じるものがあるからこそ、理解し合いながら頑張れるといいなと思うのです。

 

切迫の話を書こうとして、そんなことを思ったのでした。

 

オチもなくとりとめがない長文すみません〜。

妊婦&育児はいろいろあってしんどいことも多いですが、楽しいこと、喜ばしいことはそれよりずっとずっと多いなあと日々思います。

大変ですが、がんばっていきましょー!

*1:私の子宮奇形(単角子宮)が発覚したエピソードはこの辺りのエントリをご覧ください〜
第二子妊活中に知った衝撃の事実 - 単角子宮で二児の母(予定)
そういえば第一子の時… - 単角子宮で二児の母(予定)

*2:出産育児の何やってもなんか言われる感はホントすごいなと思います