読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

単角子宮で二児の母

単角子宮で一児の母のアラフォー会社員、単角子宮による切迫早産を乗り越え、無事二児の母となりました。単角子宮での妊娠・切迫流産や切迫早産・帝王切開の経験、育児と仕事の話、読んだ本などいろいろ書いていきます。

MENU

フラジャイル、漫画とドラマを両方見て

3/10追記※9話を見て、勝手な最終回予想をこちらに書きました。→結局気になるフラジャイル。最終話予想、火箱ちゃんと森井くんはどうなるのか? - 単角子宮で二児の母(予定)


今クール、フジ水10のドラマ「フラジャイル」。

普段あまりドラマを見ることは少ないのですが、興味があり原作漫画を読み、また何話か見逃し配信で観ました。

www.fujitv.co.jp

病理医の岸京一郎。
病理医とは、生検や病理解剖などの検査を通じて、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。
各科の診察医は、病理医の診断をもとに、患者への診断を下す。
かなりの曲者だけれどとても優秀な岸は、自らの診断のためであれば、診察医との軋轢もじさない。
そんな岸と、あるきっかけから臨床から病理に転科し、岸を指導医と仰ぐことになった女性研修医宮崎を中心とした医療ドラマです。
 
以下、原作ドラマと、原作を読んだ上で観たドラマの感想です。
※原作については、ネタバレというほどではないんですが、製薬会社の営業、火箱直美について突っ込んで記載しているので、ドラマでその辺りが楽しみな方は気をつけてください!すみません!
 

 原作マンガの感想

スポンサードリンク
 
 
全体のストーリーは、かなり面白いです。
当初、この漫画の画、特に女性…宮崎と火箱の描写がちょっと童顔すぎる感じがして
最初そのあたりに違和感があったのですが、気にならなくなってきました。
 
まず、病理医という仕事の興味深さ。
個々人の患者の典型例、普通はこうだよね?だからこういう診断で大枠あってるよね?
というところに落とし込めない検査結果、何らかの違和感やエピソードなどから、
真の病名を明らかにしていく岸たち病理医の姿は、
推理小説ぽいというか、サスペンスぽいというか、謎解きを見せられているような面白さがあります。
 
また、医療ものでよくあるような、組織と人間ドラマ。
組織と個人、組織と正義、そういったものの対立・軋轢。
患者と医師の間の距離、それを埋めようとする医師とそうでない医師の存在。信頼関係のあり方。
病理医という特殊な存在を通しながらも、そういうものがうまく組み込まれています。
 
自分自身、自分と組織、いろいろな矛盾とそこから生まれるもの
うまく表現しているのが、病院に出入りする製薬会社の営業、火箱直美です。
 
火箱&アミノ製薬を取り巻く物語が数巻続くのですが、
そのクライマックス、野球観戦のエピソードに泣いてしまいました…
 
火箱自身が信じる「正義」。
彼女が魅せられたものは元々全く悪ではありません。
「優れた薬は多くの患者を救う」という純粋な信念から生まれたものです。
ただ、彼女はその正義のために手段を選ばず突き進んできた。例えそれがモラルに反することでも。
それでも自分がしていることは正しい。だって正しいことのために行動しているのだから。
疑問にさえ思わなかった、その信念、彼女が信じる大きな「正義」が、
ある患者一個人との出会いで揺らいでいく…その描写が見事でした。
 
そして、会社という組織における上司と部下の関係。
仕事はできるけれど人間性はアレな上司と、純粋で熱意を持つ優秀な部下との間に起きること…
サラリーマンとして優秀な火箱ちゃん。
彼女の信念から来る強い行動力を利用する上司。
 
優秀でありまっすぐであるということ。
それは上司からは非常に利用しやすい存在だということ…。
 
製薬に本当に闇があるかはさておき、会社員ならそういう人間関係に、多少思い当たることがあるのでは。
なので、その後鮮やかにやり返す火箱の痛快さにスッキリしました笑。
こうでなくちゃね!
 

ドラマの感想

そんな漫画を踏まえて、ドラマについて。
 
全体的にキャスティングが上手いと思います。内容も3話まではほぼ原作に忠実です。
 
岸先生を演じるのは長瀬智也さんです。
私は、長瀬くんには、鉄腕DASHなどで見せるガテン系末っ子的イメージが強くて、
観る前は「どうかなあ〜〜」と思ってたのですが、けっこうハマり役!
岸の渋さ、男臭さをうまく表現していると思います。
 
武井咲ちゃんも最初ちょっと違うかなと思っていたのですが、
彼女の可愛らしさがうまく宮崎にハマってました。
 
小雪さんの傍若無人な感じもいいですし*1
中熊教授演じる北大路欣也さんのちょっとコミカルな演技もいいです!
(大御所だけあって眼力やオーラも強い、その一筋縄ではいかない所がまさに中熊教授!)
 
そして、火箱ちゃんを演じるのは松井玲奈さんです。
 
火箱ちゃんの、優秀な仕事ぶり、強い正義感、自分の信念に対する純粋さ、可愛らしい見た目、そうした正義感や純粋さと相反するような手段を選ばない腹黒さ…
そういういろんなものがごちゃ混ぜに内包されている不安定な感じが
火箱ちゃんの魅力なので、松井玲奈ちゃんがどこまで表現してくれるかが期待!!
  
このあとが楽しみなドラマです。
 
原作マンガはこちら。

*1:ただ、4話で、女性患者へ告知をするときにポケットに手を突っ込んでた演出はちょっと好きじゃなかったな。彼女の傍若無人さや、女性としての本音を話すことへの照れを表す意図なんだとは思うんですが、どっちかというと、本音を話して向き合うことへの真摯さの方を優先してほしかったなーなんて…(深刻な話から本音ベースになったとは言えポケットに手を突っ込んでる医者なんて人としてちょっと嫌じゃない?考え過ぎかなあww)