ゼロ秒思考のやり方と効果② ゼロ秒思考をiPhoneでやってみる
ゼロ秒思考のやり方と効果①の続きです。
①では、育児しながらの仕事の効率化のために「ゼロ秒思考」という本を手にとったこと、ゼロ秒思考の実施で得られた効果、メリットの話を書きました。
ただ、この「ゼロ秒思考」は紙とペンを使うのが原則なのですが、育児中だと特に、紙とペンを持ち歩いてすぐに取りだして書く、ということがかなり難しい…
そこで、iPhoneで手軽に実践するその方法の紹介が今回の記事です。
①ゼロ秒思考の概要と効果<前回の記事
「ゼロ秒思考」のやり方と効果① 育児しながらの勤務でさらなる効率化を目指して - IT企業広報で二児の母
②紙とペンには限界が…。iPhoneを使ったやり方へ<今回の記事
前回の記事でも触れましたが、ゼロ秒思考は「A4の紙とペンでやる」のが基本です。
ノートやPCで実施することが推奨されない理由は以下のとおりです。
・1テーマ1枚でないと、後での並べ替えや整理が難しい。
・(PCの場合)図を描きづらい
・(PCの場合)思いついた時にすぐ書けない。
立ち上げている間に書こうと思ったことを忘れてしまう
しかし、一度やってみると、特に育児中は、A4の紙を持ち歩いて思いついた時に書く方が現実的に難しいと言うのが正直なところです。
ネットで調べながら試行錯誤してたどり着いたのが、
iPhone × Evernote × Fastever
という組み合わせでのゼロ秒思考実施でした。
Evernoteはクラウドのメモ管理ツール、Fasteverは、Evernoteへの高速メモ入力に特化したアプリです。
- iPhoneであれば、移動時間やちょっとしたスキマ時間に簡単に立ち上げられる。
- Evernoteは、メモをクラウド管理できるので、どのデバイスからでも見られるだけでなく、タグやノートブックを利用してカテゴリごとにまとめることが可能
- Fasteverを使えば、立ち上げから書き込みまでがとにかく速い。ストレスなくどんどん書いてEvernoteに放り込める。
https://itunes.apple.com/jp/app/fastever-2/id1039596715?mt=8
手書きの図を描けない、書いたメモを平面に並べてあれこれ並び替えできない、というのはあるのですが、
・図については私がメモにあまり図を書かないこと
(とはいえマトリクスなどを書きたい時は困るので、とりあえず箇条書きで概念を書いてます)、
・メモの並び替えはPCのEvernoteであればある程度大画面なので可能、
と割り切り、まずはメモを書けること優先して進めています。
実際の使用の仕方は以下の通りです。
- FasteEver立ち上げると、そのまま記入する画面が現れます。
- 一行目がタイトルになるので、タイトルを記入し、2行目以降に本文を書きます。
- 事前に、
・Evernote上でゼロ秒思考のメモをためていくノートブック
・よく使うタグ
を登録しておくと便利です。タグやノートブックは、Evernote登録済みのものが選択できます。 - メモ自体は、書き終わったら右上の「保存」を押せば、すぐにEvernoteに同期されます。
- 保存後は、必要なときにタグなどで並び替えたり見直したりして理解や思考を深めることができます。
後で見返すと、何回も同じことを書いていたりもするのですが、その時によって考えることが変わっていったり深められていくのにも気づきますし、Evernoteの方の関連ノート機能で、「ああ、たしかにここつながってるかも!」と新たな発見もあり、非常に面白いです。
このような思考の整理にはもちろんですが、Fasteverのインターフェイスがとにかく速くて便利なので、メモ帳代わりにも使えます。
どんどん思いついたことをメモしてEvernoteに入れていくことができるのが、とても重宝しています。
著者の赤羽さんが書いている本で、仕事のスピードアップや、 思考の瞬発力を高めるためのヒントが書かれている本があるので併せて紹介しておきます。
「行動編」の方は、仕事のスピードアップを徹底的に追求し、さまざまなTIPSを紹介しています。とても参考になりました。